ご挨拶

看護部のテーマを「一心・前進・躍進」とし、こころを一つにして常に前進することを心がけ大きく発展するための取り組みに挑戦し、失敗をすることを恐れない看護部組織の醸成をめざしています。

医療・看護を取り巻く状況はめまぐるしく変化し、現状維持・事なかれ主義では私自身生き残れないと感じております。「変化に素早く適応し変えるべき事と変わるべき事を見極め実行する勇気を持つことが求められます。そのために必要なものが『人間力』です。

「使命感、人間性、社会性」などであり、人間の根っこの部分で仕事をする根源となるものです。今、谷向病院看護部には、いかなる状況変化にも耐え、自己統制や自己改革のできる感性豊かな看護師が必要です。
共に問題と真摯に向き合う看護師を育成すべく、レベル別教育内容も行動に視点をあて「仕事に誇りが持てる」人間力の向上と知識・技術を習得し「仕事に自信が持てる」ための2本柱で教育を展開できるように内容を刷新しています。

看護部長方針は、「患者や家族のために自分ができる事、しなければならないことを考え考動する」です。職種に関係なく「患者さんやご家族にとってどうなのか?私たちの関りはこの患者さんにとって本当に幸せなのか」を常に問うことができるスタッフの育成が必要であり、倫理感性を高める関りが重要となります。

現在看護部では2週間に一回各部署の事例を持ちより、「何かおかしいぞ・もやもやするな・これってどうなの・腑におちないなあ」等、日常ある様々な出来事を立ち止まってみんなで悩む時間を意図的に作っています。看護師としてその人の尊厳を守るために「選ぶこと(選べる自由)がその人らしさ(尊厳)につながる事を共通認識し、患者の選択肢を増やす関りができているか、病気との向き合い方をサポ―トできているか、患者不在の医療になっていないか」等みんなで議論します。

今後もためらうことには、「立ち止まって悩む姿勢」を大切にし、考え続ける看護部を目指していきます。これらを実践し続けることは、個々のスタッフが「一人一人を大切にし、自分や肉親が患者になった時、受けたいと思う看護をイメージでき、それらを日々の看護場面で実践できる看護師」が多く在籍し、結果患者さんの喜ぶ笑顔で満ち溢れます。それが看護師の自信と誇りになり愛に満ちた温かい職場になると信じ研鑽し続けたいと思っています。

医療法人喜望会 谷向病院
副院長兼法人統括看護部長 友清尚子

看護部の基本方針

  1. 専門職として豊かな感性を養い、人間尊重に基づいた看護を目指す
  2. 専門職としての自覚を持ち自己研鑽に努め 安全・安心な看護の提供
  3. 地域との連携を密にし、看護活動を通じて地域に貢献するとともに、病院経営に参画する