医療ケア研修受け入れについて

看護部長 友清尚子

近年の医療改革波の中で特定行為業務従事者の認定を受けたもの、平成28年度以降の専門学校を卒業した介護福祉士(実地研修修了者)は喀痰吸引等が実施できるようになってきました。

しかし、介護福祉士の国家試験に医療ケアの項目が追加されたことにより、合格率は低下し、介護の現場で喀痰吸引を実施できるための資格を得るべく研修施設で座学や演習までは終了しているものの、実習受け入れ施設が少なく資格認定にいたっていない多くの介護福祉士が存在する現状があります。

上記のような現状を踏まえ当院では、「株式会社Monotas メディカルケアプラス」と連携をとり、一人でも多くの介護福祉士が医療ケア実施者となれるよう体制を整えるため1月~4月にかけて医療的ケア教員講習会を3回実施し35名の指導教員を輩出いたしました。

病院も研修受け入れ指定施設としての登録も終えております。

実習を受け入れるにあたり4月より委員会を立ち上げ病院全体への協力依頼と、医療安全・感染・倫理的側面を配慮した受け入れ態勢の構築、指導教員の評価のブレを少なくするための継続的教育等準備をおこなっております。

課題も多くありますが、高齢社会において吸引が介護施設に実施できるメリットは大きく、今後当院が介護施設との虹の懸け橋になれるように一人でも多くの実習を受け入れ、社会に貢献できるよう努力していく所存です。

尚実習受け入れ窓口を修了書は発行の関係で「株式会社Monotas メディカルケアプラス」にさせて頂いており、病院での直接の受け入れは実施いたしません。

お問い合わせは下記へお願いいたします。

実地研修受講希望者様へ

株式会社Monotas
代表取締役 新井颯太

弊社では、基本研修(座学・演習)を講師出張型の研修機関として、地域の実情に合わせたプランで実施しております。また、その後の実地研修においても医療機関と連携し、スムーズに実地研修を修了できるようサポートを行っております。

兵庫県下においては、谷向病院様にご協力を頂戴し、看護部長をはじめ現場の看護師総勢35名の指導教員を輩出いただきました。皆様方のご協力があり、非常に素晴らしい実地研修環境を整えていただいております。

喀痰吸引等研修の実地研修受講をご希望の方は、ぜひ一度お気軽に、下記お問い合わせ先までご相談ください。

※喀痰吸引等研修に係るご相談等は谷向病院宛ではなく、必ずメディカルケアプラス宛(下記お問い合わせ先)にご連絡くださいますよう、よろしくお願いいたします。

喀痰吸引等研修お問い合わせ先

研修機関名称:メディカルケアプラス
兵庫県指定番号:2810047
担当者名:河原直弥(カワハラナオヤ)
メール:kawahara.naoya@monotas.co.jp
電話番号:06-6766-4310
FAX:06-6766-4311
Web:http://www.medicalcareplus.jp

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